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COST — 2026.06
経費のムダは、
平均でいくら見つかるのか。
固定費の見直しというと大げさに聞こえますが、実際にやることは地味です。過去12ヶ月の明細を全行読む。それだけです。ただ、人間はこれをやりません。面倒だからです。
自社で実験した結果
当社の実例: AIに自社のカード明細・領収書を全件読ませたところ、ほぼ使っていない音声生成ツールの年間契約(年額39,600円)など、複数の「契約した記憶が薄い支出」が見つかりました。解約は数分。それだけで年間4万円弱が戻りました。
経営コンサル業界では、成果報酬型のコスト削減サービスが削減額の10〜50%を報酬として受け取るのが相場です(例: プロレド・パートナーズは完全成果報酬型で平均削減率10%前後を公表)。それだけ「見つかるのが当たり前」の領域だということです。
ムダが潜む定番の場所
- 使っていないサブスク — 試しに契約して、そのまま。月額1,000円でも年12,000円。
- 重複契約 — 同じ機能のツールを2つ。クラウドストレージ、会議ツールに多い。
- 上位プランの放置 — 繁忙期にアップグレードして、戻し忘れ。
- 解約したつもり — 解約手続きが完了しておらず請求が継続。
- 割高な旧料金 — 新規向けには安いプランが出ているのに、旧料金のまま。
なぜAIに向いている仕事なのか
明細の全行チェックは「根気」の仕事で、「判断」は最後の一瞬だけです。AIは12ヶ月分・数千行の明細を疲れずに読み、同種サービスの重複や、相場より高い契約を機械的に洗い出せます。人間がやるべきは「これは本当に要らないか」の最終判断だけ。この分業が一番安くて速い。
自分でやる場合の手順
①カード明細・通帳・会計ソフトから12ヶ月分の支出を書き出す ②「毎月同額」の行だけ抜き出す ③それぞれに「最後に使ったのはいつか」を書く ④3ヶ月使っていないものは解約候補。これを四半期に1回やれば、ムダはほぼ消えます。時間が取れないなら、外注する価値がある作業です。